教育体制
看護部教育理念
豊かな倫理的感性を持ち、患者の気持ちを理解した看護サービスが提供できる。
また、精神科看護師として、自己研鑚を重ね自己実現できる専門職業人をめざす。
教育方針
- 対象の個別のニーズを把握し、患者の人権を尊重した看護サービスができる
- 社会人、医療人として基本的な知識を身につけ、そして、患者・家族との人間関係を築き思いやりのある看護が提供できる
- 実践している精神看護を論理的思考や科学的根拠を分析し、研究に取り組む姿勢を養う
- 各自が専門領域への知識を広め、仕事への目標をもちキャリア開発ができる
研修概要
新任研修
1年通してやさしく指導しています。
看護倫理・感染防止・医療安全・接遇・看護記録・精神保健福祉法・急変時の対応・防災
- 4月
- 採血・筋注・点滴/接遇研修
- 5月
- 筋注・血糖測定の演習
- 6月
- 身体的拘束の方法/院外初任者研修※1※2/DIVの演習/e-ラーニング
- 7月
- 看護記録基礎※3/e-ラーニング/採血・筋注の演習
- 8月
- 体位変換技術(院外研修)/DIVの演習/e-ラーニング
- 9月
- 採血・筋注の演習/e-ラーニング
- 10月
- 接遇/e-ラーニング/フィジカルアセスメント※1
- 11月
- 心電図の演習/e-ラーニング
- 12月
- 包括的暴力防止システム/吸引/e-ラーニング
- 1月
- 経管栄養の演習/e-ラーニング
- 2月
- 行動制限最小化について/バルーンカテーテルの手順/e-ラーニング
- 3月
- e-ラーニング
病棟(実務全般・シャドウイング研修)
- ※1 院外研修
- ※2 薬物療法の基礎知識と看護・コミュニケーションの視点から看護の実際・セルフケアと観察等
- ※3 看護記録はフォーカスチャーティング
現任教育
- 6月
- 身体的拘束の方法 災害研修
- 7月
- フォーカスティーチング 災害研修
- 8月
- フォーカスティーチング 災害研修
- 10月
- 包括的暴力防止システム 災害研修
- 2月
- 行動制限最小化について
e-ラーニングテーマ
- 精神科における早期介入
- 精神科薬物療法と看護
- アディクション看護
- 臨床で求められるこれからの看護 等 全12回
- ※ e-ラーニングの精神科コース3つ以上選択
- 中途採用者はチェックリストをもとに、習得が必要な研修に参加・指導
役職研修
- 医療職にも認められる社会人基礎力
- リーダー育成法
- リソースナースを活用する 等 全12回
- ※ e-ラーニングの管理者コース3つ以上選択
看護研究コース・看護助手コースもあり
学会発表
多飲水の有る患者へのアプローチ | |||
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H21 | 日精看大分大会 | (大分) | |
習慣化した代理行為の背景について ~インタビューを通して看護者の思いを探る~ | |||
H23 | 日精看福岡大会 | (福岡) | |
多飲症患者に対するポジティブワードを共有した関わり | |||
H24 | 日精看神戸大会 | (神戸) | |
社会復帰病棟における患者参加型看護計画 | |||
H25 | 日精看仙台大会 | (仙台) | |
妄想により衣服購入を拒んでいた統合失調症に対するかかわり | |||
H26 | 日精看専門学会 | (鹿児島) | |
自殺企図患者をもつ家族に対する支援の振り返り | |||
H27.10 | 日本精神科医学会学術大会 | (沖縄) | |
反復練習を取り入れた生活技能の獲得への援助 ~SSTの要素を取り入れて~ | |||
H28.11 | 日本精神科医学会学術大会 | (仙台) | |
感情表出に乏しいうつ病患者との関わり | |||
H29. 6 | 日精看岡山大会 | (岡山) | |
急性期治療病棟における患者同士の相互作用について ~回復期のうつ病患者3名の語りを考察する~ |
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H29.10 | 日本精神科医学会学術大会 | (広島) | |
隔離処遇となった統合失調症患者の家族が抱く思い ~インタビューを通して見えてきた家族ケアの重要性~ |
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H30.5 | 日本精神科医学会学術大会 | (長崎) |
精神科実習受入校
- 相模原看護専門学校
- 北里大学看護学部看護学科
- 慶應義塾大学看護医療学部看護学科
キャリアアップ
一般病院13年、当院の精神科に勤めて10年になります。精神科看護をたくさん学び、自分自身も成長しました。また、災害看護に興味を持つ中、令和元年度、災害支援ナースの研修を受け、登録しました。災害に強い病院作り、そして発災時に対応できるような看護師を目指して頑張っています。
副看護部長 災害支援ナース 小田切 由美子
精神科病院に勤務して十数年が経つ看護師です。経験を重ねていく中で、多様な課題を抱える患者さんとも向き合うことがあり、徐々に自分の中で精神科看護の専門性が必要と感じる事が多くなっていきました。
そこで病院の協力を得て、精神科認定看護師を目指し、取得することが出来ました。
看護師長 精神科認定看護師 盛内 雅寛